2024年6月25日研究会報告

こんにちは、3年の沖野です!

強い雨が降る日が続きますね。激しい雨音と共に工事現場の作業音を聞きながら「大人ってたいへんだな……。」と思いつつ暮らしています。

2024年6月25日研究会報告

 

今回の研究会では、平野さんによる日文3年生の研究発表会に向けたプレ発表が行われました。

 

湊かなえの『ポイズンドーター・ホーリーマザー』から、「ポイズンドーター」と「ホーリーマザー」2作品を題材として近年の<毒親>問題やその定義をケアの観点から読み解いていく研究です。<毒親>の定義がいじめの定義に酷似しているという平野さんの主張が伝わりやすい丁寧な発表で、聞いていてとても興味が湧きました。

 

質疑応答では、登場人物に対する適切なケアの検討や名前など作品から生まれた疑問の他にも、<毒親>という言葉の変遷や他作品との比較、バウンダリーや子供を同一視する親との関連など作品の枠を超えた意見交換が行われ、平野さんの研究がより深く広げることのできるものだと感じました。


内容は勿論、同級生が前に立って堂々と発表を行っている姿をみて、教室の後ろから尊敬の眼差しを送り続けていました。3年発表会の本番も楽しみです!

 

次回2024年7月2日の研究会は、太田さんによる卒業論文の題目発表です。