2014-01-01から1年間の記事一覧

12月19日の研究会報告

こんにちは、三年の矢澤です。 今年最後の研究会は加地さんの読書会で江國香織の「号泣する準備はできていた」でした。 文乃が「泣く」ことや木のない電飾についての読解の他、直木賞選評の「怖い深淵」「読者参加の恋愛小説」とはなんなのか、男性がこの小…

新年初回の研究会について

有元です。 年内最後の研究会、お疲れ様でした。 また、先週の忘年会も楽しかったですね。 さて、急な出張が入ったため、1月9日(金)の研究会はお休みとし、新年初回は16日(金)としますので、よろしくお願いします。 それでは、風邪などひかないように。 …

12月12日の研究会報告

三年の矢澤です。 ブログの更新を頼まれていたのを忘れていました!大変遅くなってしまって申し訳ありません! 前回の研究会は寺岡くんの読書会で、川上弘美の「蛇は穴に入る」を扱いました。 物語のキーワードである「口癖」は、言葉にすることによって一連…

12月19日の研究会について

こんにちは、3年の加地です。 19日の研究会で扱う作品をお知らせします。 次回の読書会では江國香織『号泣する準備はできていた』より表題作「号泣する準備はできていた」を扱います。作品は火曜に印刷して有元先生のお部屋のドアに貼っておきます。研究会ま…

12月5日研究会報告と次回の研究会について

こんにちは。3年の加地です。 前回の研究会は矢澤さんの読書会でした。作品は西村賢太「人もいない春」です。 語り手に注目し、文章から感じられる語り手と主人公との距離の近さから語り手は主人公の成長した姿なのではないかと指摘していました。・発表者は…

11月28日の研究会報告と次回の研究会について

こんにちは。3年の寺岡です。 前回の研究会は、M1の長谷川さんに読書会をしていただきました。 扱った作品は江戸川乱歩「木馬は廻る」です。内容をご報告いたします。挙げられた質問、意見は以下のようなものでした。 ・末尾の「作者申す」は必要だったのか …

12月5日の研究会について

こんにちは、三年の矢澤です。 まだ前回の報告が投稿されてませんが、次回の読書会についておしらせします。 扱う作品は西村賢太の「人もいない春」です。 火曜日までにテキストを用意して研究室の扉のところに貼っておきます。 よろしくおねがいします!

11月28日の研究会について

皆様こんにちは、M1 長谷川です。 【明日、11月28日は映画ではなく、いつも通りのA402で読書会です】(宿題なし) 明日(この記事を書いている次の日)の研究会について、ひょんなことから三年生の授業担当の子と連絡をとりあったのですが、手配などの関係か…

11月21日の研究会報告と次回の研究会について

こんにちは、三年生の矢澤です。 前回の研究会は三年生のプレ発表で、権くんと永原くんの発表でした。 内容を報告します。①「二十世紀末の日本社会から見る渡辺淳一の『失楽園』」 権くんの発表は、過激な内容の『失楽園』がなぜ大衆に受け入れられたのか、…

11/14の研究会報告と次回の研究会について

権です。 ブログの更新が遅くなったこと深くお詫び申し上げます。 11/14日のプレ発表は板谷君による貴志祐介の「悪の教典」の考察でした。 先生は不在でありましたが、院生の方々による指導や議論などで興味深い時間となりました。内容や考察に関しては特に…

イベント案内: 映画「原爆の子」

有元です。 河西先生・太田淳先生主宰のSaijo Film Eveningのご案内です。 映画「原爆の子」 ・1952年(昭和27) ・監督・脚本:新藤兼人 ・出演:乙羽信子、細川ちか子、清水将夫、滝沢修、宇野重吉ほか ・カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭平和賞、英国アカデ…

11月14日の研究会について

こんばんは板谷です。 明日の研究会は僕のプレ発表ですが、ラインでもお伝えしたとおり、貴志祐介の『悪の教典』をやります。連絡が遅くなって申し訳ありませんでした。

10月31日の研究会報告と次回の研究会について

こんにちは、3年の加地です。 10月31日の研究会は加川さんと藤井さんのプレ発表を行いました。加川さん「宮沢賢治とメディアミックス―『銀河鉄道の夜』再生産の過程をたどって―」 ・語りの映像化が「銀河鉄道の夜」以外の作品ではどのようになされているのか…

10月24日の研究会報告と次回の研究会について

おはようございます。 三年の矢澤です。 前回の研究会は西沖さんと高島さんのプレ発表でした。西沖さん「坂口安吾研究―説話二篇の歴史的解釈について―」 戦後の説話体の作品「桜の森の満開の下」「夜長姫と耳男」を取り扱い、二作品の中心である桜と夜長姫、…

10月3日の研究会報告と次回の研究会について

こんにちは、3年の加地です。 後期が始まりましたね。また頑張っていきましょう。 後期最初の研究会では塚原さんと矢野さんの中間発表プレ発表を行いました。塚原さん「山田詠美研究 二面性を持つ登場人物たち」 山田詠美の『風葬の教室』『ベッドタイムアイ…

本日(10/3)の研究会はあります!

有元です。後期が始まりました。 今日の研究会は、4年生の中間発表会プレ発表1回目です。 発表者は、塚原さんと矢野くんです。

7月18日の研究会報告

こんにちは、3年の矢澤です。 7月18日の研究会の報告をします。遅くなってしまってすみません。 内容は西沖さんと矢野さんの卒論題目発表でした。西沖さん 坂口安吾説話研究 「安吾作品の中では数少ない説話形式の小説」である「桜の森の満開の下」と「夜長…

イベント案内:シンポジウム「原爆を知らない私たちと原爆」

有元です。 明日は第1回の3年生研究発表会ですね。 真摯な発表と、活発な質疑を期待しています。さて、今年度は、原爆文学や戦争文学に関心をもつ方が多いので、イベントを紹介しておきます。 企画や演劇などそれぞれの手法で原爆を伝える活動をしている若手…

7月11日の研究会の報告と次回の研究会について

こんにちは。三年の永原です。 7月11日の研究会の報告をします。今回の研究会では、四年の高島さんと中島さんの卒業論文題目発表が行われました。高島さん:小川洋子研究 〜小川洋子が描く曖昧な世界〜 (仮)小川洋子の、「曖昧である」という作風とそこで用…

今週末のイベントのお知らせ

有元です。 台風8号は、どうやら広島からはそれたようですね。 さて、お知らせを2つ。 ★広島大学国語国文学会 平成26年度研究集会・とき 2014年7月12日(土)11時〜16時30分 ・ところ 広島大学文学研究科 B251プログラム→● 発表要旨→● トップバッターには、…

7/4の研究会報告と次回の研究会について

3年の権です。 遅くなってしまいましたが、前回の研究会の内容を報告します。 4日の研究会は、寺岡くんのプレ発表でした。扱った作品は川上弘美の「蛇を踏む」です。 寺岡くんの発表では、主人公ヒワ子と蛇との関係性に注目して作品を読解し、母性原理につい…

6/27の研究会報告と次回の研究会について

3年の矢澤です。 遅くなってしまいましたが、前回の研究会の内容を報告します。 27日の研究会は、加地さんのプレ発表でした。扱った作品は原民喜の「夏の花」です。 加地さんの発表では、「家族」に注目して作品を読解し、「私」が一貫して観察者の立場であ…

6月20日研究会報告&6月27日研究会のお知らせ

こんにちは、3年の加地です。 6月20日研究会の報告をします。今回の研究会では矢澤さんのプレ発表を行いました。 扱った作品は笙野頼子の「なにもしてない」です。 以下、話題になった点についてまとめていきます。・あらすじがよくまとまっていた ・小説を…

6月13日の研究会の報告と6月20日の研究会のお知らせ

こんにちは、3年の永原です。 6月13日の研究会の報告をします。6月13日研究会では大野さんと藤井さんによる卒業論文の題目発表が行われました。大野さん: 村上春樹初期作品における女性像村上春樹の初期作品における女性たちにスポットをあてて幅広い視点か…

6月6日研究会報告&6月13日研究会のお知らせ

こんにちは、3年の加地です。 6月6日の研究会の報告をします。6月6日研究会では卒業論文の題目発表を行いました。以下に指摘があった点を紹介します。加川さん 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』論(仮) ・先行論などの引用部分を分かるようにする。 ・注に書誌情報…

5月30日の研究会の報告

こんにちは。3年の寺岡です。 5月30日の研究会について報告します。 今回の研究会は、権君による読書会でした。 芥川龍之介『地獄変』を題材に、活発な議論が交わされました。 以下、議論の内容を簡単にですがまとめてみました。・芸術至上主義について →人…

6月6日の研究会について

こんばんは。4年の塚原です! 6月6日の研究会では4年生の卒業論文題目発表をします。加川すみれさん 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』(新潮文庫) 塚原桃子 山田詠美『晩年の子供』(講談社文庫 ブックオフにもあるかもしれません) を読んできていただけたら…

5月30日の読書会について

こんにちは。3年の権です。 5月30日の読書会についてお知らせします。扱う作品としては芥川龍之介『地獄変』の予定です。有名な作品なので既に読んだことがある方もいらっしゃると思われます。資料の方は明日中に有元先生のお部屋のドアに貼り付けておきます…

今更ながらの5/2 研究会の遠足 報告

こんにちは!4年の塚原です!大変遅くなりましたが、5/2に安部公房「人間そっくり」の講演をみにいきました。 朗読を中心とした講演でした。一番前の席で迫力ある読み方と表情に圧倒され 本で読むだけとは違った面白さを感じることができました! だんだん…

5月16日の研究会の報告

こんにちは、三年の矢澤です。 5月16日の研究会について報告します。 今回は三年の永原くんと板谷くんによる読書会でした。 永原くんは石川淳の「焼跡のイエス」、板谷くんは川端康成の「死顔の出来事」を取り扱いました。まず、「焼跡のイエス」では、以下4…