2023年7月18日研究会報告

こんにちは!!3年の鈴木です。

とうとう梅雨明けしたらしく、毎日滅茶苦茶暑いですね。今週は毎日30℃越えくらいになるみたいです。生きていけますでしょうか……。

 

2023年7月18日研究会報告

 

今回の研究会では、関美能留さんによる『近代能楽集』「熊野」の講演会を行いました。

最初に、関さんは演出を行う際には作家に喜んでもらいたいという思いがあることを伺い、自分自身が作家ではなく演出家であるからこそ、そのようなアプローチが可能になるというお話が印象に残りました。

また、「熊野」の演出では朝子と熊野の母親であるマサが着ぐるみで登場した演出に度肝を抜かれました。そのようなことがアリなのかと思いましたが、着ぐるみを着せることにより小説よりもさらにそれぞれのキャラクターが際立ち、演劇でしか出せない面白さが加わっていました。鳥の姿の朝子を最後の絵に加えるという発想にも衝撃を受けましたし、そちらの方が見栄えが良いことに加えて、朝子は熊野と共にいてくれるだろうという一つの救いまでもが最後のシーンに表れていたことには演劇でしか味わえない感動を感じました。

関さんに大変貴重なお話を伺うことが出来ました。ありがとうございました。来週もよろしくお願いいたします。