11月1日の研究会について

こんにちは。D1の阿部です。

 

今週の研究会は、阿部と矢吹による院生発表会のプレ発表です。

 

私は、福永武彦『塔』(1946年)という短編小説を扱います。

「詩的小説」とも呼ぶべき幻想的なこの作品を、マチネ・ポエティクをはじめとする詩作活動の延長として、福永が強い影響を受けていたフランス象徴詩——とくにマラルメとの関連から、音楽性などに注目して読解する予定です。

テキストは、四階の研究室にありますので、必要な方はコピーしてください。

 

よろしくお願いします。

 

追記:

こんにちは。D1の矢吹です。

私は寺山修司の「身毒丸」(1978年)と、それを原作としてリライトされた岸田理生「身毒丸」(1995年)という作品を扱います。

身毒丸」という作品の生成とアダプテーションに注目しながら、作中に描かれた〈病〉の表象が、同性愛/異性装といったクィアな身体の表象へと読み替えられていく流れを論じたいと思っています。

テキストはPDFでお送りしたものを使用します。

また、研究室や図書館などでもとの本を借りることも可能です。

よろしくお願いします。