6月15日の研究会予告

こんにちは、3年の脇田です。

 

6月15日の研究会では、四年生の田さんによる卒業論文題目発表を行います。

佐藤春夫と中国文学についてという事で、とても楽しみです。

 

引き続き原則オンライン形式での開催となります。

 

※表記の誤りに気付いたため、編集を行いました。本当に申し訳ありません。以後このような事がないよう気を付けます。

6月8日の研究会報告

こんにちは、三年の脇田です。

 

今回の研究会では、四年生の脇田さん、梅本さんの卒論題目発表が行われました。

 

脇田さん→米澤穂信研究

 

ポスト・トゥルース」という視点からの分析・考察を発表してくださいました。私は、「ポスト・トゥルース」という言葉のことをあまり知らなかったのですが、本当に色々な角度から文学を読み解くことができるのだなと興味深かったです。

ポスト・トゥルース」についてだけではなく、「ミステリ」と「ミステリー」の違いや、最終的に一義的にまとまってみえる点についてなど、様々な質疑応答が行われました。

 

 

梅本さん→道尾秀介研究

 

『月と蟹』と『向日葵の咲かない夏』の「物語」の構造を比較し、「自立」をテーマに考察するとのことでした。

質疑応答では、「自立」の定義や、物語論についてなどの議論が活発に行われました。

特に、登場人物は現実と虚構を混乱しているが、作品そのものはメタフィクションではないという指摘を面白く感じました。

 

蒸し暑い時期ですが、お体に気をつけてお過ごしください。

6月1日の研究会報告


初めまして!3年の安田です。



今週の研究会では、4年生の浮田さん・上野さんの卒論題目発表が行われました。


浮田さん今村夏子研究


私は今村夏子さんの作品を読んだことがありませんでしたが、「不穏」をキーワードに語りについて研究を行うということで、とても興味を持ちました。

「語らない」語りの克服など、とても気になるキーワードの飛び交う題目発表でした。

 どのように章立てをしていくかという戦略についても、院生の方々から様々な助言があり、私としても、とても勉強になる時間でした。



上野さん梨木香歩研究


先程の「不穏」とは打って変わって、「癒し」や「滋養」をキーワードに研究を行うということでした。有名な作品である「西の魔女が死んだ」に類似した女性同士の関係性について見ていくということで、私も梨木香歩さんの作品をもっと読んでみようと思いました。

「癒し」と「滋養」の違いや、それぞれの言葉が持つ意味についての議論も白熱しており、勉強になりました。



季節の変わり目で、暑かったり雨だったりと大変な時期ですが、皆様健康にお気をつけてお過ごしください。