6月8日の研究会報告

こんにちは、三年の脇田です。

 

今回の研究会では、四年生の脇田さん、梅本さんの卒論題目発表が行われました。

 

脇田さん→米澤穂信研究

 

ポスト・トゥルース」という視点からの分析・考察を発表してくださいました。私は、「ポスト・トゥルース」という言葉のことをあまり知らなかったのですが、本当に色々な角度から文学を読み解くことができるのだなと興味深かったです。

ポスト・トゥルース」についてだけではなく、「ミステリ」と「ミステリー」の違いや、最終的に一義的にまとまってみえる点についてなど、様々な質疑応答が行われました。

 

 

梅本さん→道尾秀介研究

 

『月と蟹』と『向日葵の咲かない夏』の「物語」の構造を比較し、「自立」をテーマに考察するとのことでした。

質疑応答では、「自立」の定義や、物語論についてなどの議論が活発に行われました。

特に、登場人物は現実と虚構を混乱しているが、作品そのものはメタフィクションではないという指摘を面白く感じました。

 

蒸し暑い時期ですが、お体に気をつけてお過ごしください。