5月18日の研究会報告

初めまして。3年の坂本です。

5月18日の研究会は宮崎さんの院生研究プレ発表でした。取り扱われた作品は三島由紀夫の『金閣寺』です。作品における三島にとっての男らしさや男性性の構造や描写について、またその考察意義について発表してくださいました。

発表の中でわたしは特に、「男性ジェンダー同士」と「女性ジェンダーと男性ジェンダー」の2つの力場が重なる場所であり、そこから「微妙な立ち位置にいる男性存在」とそのジェンダーの構造が読み取れるという解釈がとても興味深かったです。

発表や質疑応答を通して様々な学びを得ることができ、とても勉強になる充実した時間となりました。また、改めて『金閣寺』を読んでみたいと思いました。発表ありがとうございました!

緊急事態宣言が発令され、授業が急遽オンラインになるなど色々と大変な時期ですが、皆さま体調に気を付けてお過ごしください。

5月11日の研究会報告

初めまして。3年の沖本です。5月11日の研究会ではブックトークを行い、3年生、院生(M)さん、そして先生方が作品を紹介しました。以下に紹介された作品を掲載します。

朝井リョウ『時をかけるゆとり』

神永学心霊探偵八雲

伊藤計劃『ハーモニー』

小川洋子博士の愛した数式

佐々木倫子動物のお医者さん

原田マハ『たゆたえども沈まず』

緑川ゆき夏目友人帳

高橋優『Mr.Complex Man』

清家雪子『月に吠えらんねぇ』

丸山俊一『マルクス・ガブリエル危機の時代を語る』

朝倉かすみ『平場の月』

村田沙耶香『地球星人』

レイ・ブラッドベリ華氏451度』

チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン

八木詠美『空芯手帳』

野澤亘伸『師弟』

村田沙耶香『丸の内魔法少女ラクリーナ』

川上未映子『乳と卵』『夏物語』

 

今回私は朝井リョウさん『時をかけるゆとり』神永学さん『心霊探偵八雲』を紹介させていただきました。特に『時をかけるゆとり』は読書をしたいけどあまりヘビーなのは、、、という方におすすめです!

5月16日には広島県内にも緊急事態宣言が発令されるようです。コロナ禍の終わりが見えず、苦しいですがこんな時こそ家で本を読んで乗り越えられたらと思います。