5月31日研究会報告

こんにちは、3年の松岡です。
暑いです…。
まだ5月なのに…と網戸にしてTシャツ短パンで眠る日々を過ごしています。

5月31日の研究会ではM1の高橋さんがプレ発表を行ってくれました。
太宰治人間失格』の「はしがき」と「あとがき」の意味を、それを書いた「私」が3児の父であるという特性に注目して論じてくださいました。
太宰治の『人間失格』は「はしがき」「3つの手記」「あとがき」の3つで構成されているのですが、私は『人間失格』を初めて読んだ中学生の頃、「手記」のインパクトが強すぎて、今回改めて読み返すまで「はしがき」と「あとがき」の存在を忘れていました。
と言いますか、「はしがき」「3つの手記」「あとがき」という構成に当時は気づいていなかったんだろうな…と思いました。
中学生の頃に『人間失格』から受けたトラウマが、高橋さんの発表を聞いて少し克服できた気がします。

さて、次回の研究会のお知らせに移ります。
次回は「3年生前期研究発表会」プレ発表ということで、松岡と依田が発表を行います。
寺山修司の『毛皮のマリー
坂口安吾の『桜の森の満開の下
についての発表になります。

それでは、失礼します。

5月24日の研究会報告

こんばんは、3年の岡村です。

5月24日の研究会では、太宰治道化の華」の読書会で、院生さんに司会と問題の提起をしていただき、話し合いをしました。

小説内における作者の位置はどこなのか、というのが難しい問題で、決定的な読みができないためたいへんモヤモヤすると同時に、葉蔵が心中の詳細を語らないところが痛々しくて、どうにか助けてあげられないものかと悲しくなりました。

そこで明るい内容の話を読もうと思ったのですが、自室の本棚にはホラー、ミステリー小説、「進撃の巨人」しかありません。

どなたか、なんの闇もない小説を教えていただけないでしょうか。

 

次回5月31日の研究会では、太宰治人間失格』について、M1の高橋さんのプレ発表があります。

来週もとても楽しみです。

 

それでは、失礼します!

5月31日の研究会について

こんばんは、M1の高橋です。
初めてこのブログを書くので、なにか間違っていたら後でこっそり教えてください。m(_ _)m

東広島の夏は暑いですね。私は香川から来たのですが、香川よりも東広島は暑いんじゃないかと思います。これから更に暑くなると思うと卒倒しそうです。

この間も、脱引きこもりのためにジョギングをしようと思ったのですが、住んでいる部屋から出た瞬間に、熱波にやられて断念しました。脱引きこもりならず。

さて、来週(5/31)の研究会は、私のプレ発表です。
今日矢吹さんが紹介してくださった通り、太宰治人間失格』についての発表をしようと思います。
それほど長くはないですが、けして短編とは言えない程度の長さです。なので強制は出来ませんが、できる範囲で良いので読んできてください。
とはいえ、皆さん1度は読んだことがあるかもしれませんね。

私からは以上です。ご清聴ありがとうございました。

5月24日の研究会について

こんばんは、D1の矢吹です。

次回5月24日の研究会の内容を告知します。

  

そのまえに、久しぶりにブログを書くので、まったくの私事をひとつ。

昨日私は尾道にゆきました。

尾道といえば坂。そうして、それにともなう長い階段です。

階段という文明は私にとって、罰です。

ただ尾道へゆき、そこで生きているというだけなのに、あれほど長い階段をのぼらなければならないだなんて、いったい私がなにをしたというんでしょう。

それがつまり、原罪なんです。

 

次回予告。

次回の研究会では、太宰治道化の華」の読書会をおこないます。次々回の研究会で、M1の高橋さんが『人間失格』についての発表をするそうなので、その布石です。

道化の華」は青空文庫にも収録があります。たいして長くない作品なので、必ず読んで出席するようにしてください。

青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/255_15100.html

文庫版(新潮文庫『晩年』収録)https://www.shinchosha.co.jp/book/100601/

『決定版太宰治全集2』(筑摩書房)にも収録されています。

 

 

階段をのぼること。ああ、それは、何というやりきれない息もたえだえの大事業であろうか。