6月29日の研究会報告&7月6日の研究会

こんばんは。4年生の渡邊です。

 

6月29日の研究会は、冨永さん・吉村さんによる卒業論文題目発表でした。

冨永さんの発表は「梶井基次郎研究ー自己の分裂と表象ー」で、精神医療・教育分野の論文との関わりといった意見が交わされました。

吉村さんの発表は「『シン・ゴジラ』研究(仮)ー空想特撮映画が描く現実世界ー」で、映画の分析・評論の方法やゴジラが表象するものといった意見が出されました。

 

7月6日の研究会は、引き続き4年生の題目発表で、発表者は山﨑・渡邊です。

渡邊は「宮部みゆき研究」の発表で、扱う作品は『楽園』(文春文庫・2010年)を予定しています。

山﨑は「鴻上尚史研究-戯曲が上演されることでみえてくる人物の内的世界」という題で行う予定です。

作品は『天使は瞳を閉じて』を扱います。

事前配布資料や準備物は特にありません。

ご意見を沢山頂戴できれば、と思います。

 

よろしくお願い致します。

6月22日の研究会報告

こんにちは、3年の吉崎です。

 

6月22日の研究会では『戦後名詩選』(思潮社・2000、2001年)より、田村隆一「毎朝 数千の天使を殺してから」、谷川俊太郎「かなしみ」をピックアップして考察を行いました。

 

現代詩は中高時代に吉野弘「I was born」、茨木のり子「自分の感受性くらい」などを授業で扱って以来ほとんど読んでなかったので、個人的にとても新鮮であり勉強にもなりました。特に「荒地派」と呼ばれる現代詩人の作品は初めて読んだため、近代詩と現代詩の雰囲気の違いなどを改めて感じました。

話の中で「”詩”の定義とは」という問題も挙がりました。「読者がそれを詩だと思えば詩である」などの意見もありましたが、詩の定義についてもやはり詩人によって捉え方が違うようなので、そういった視点から考察するのも面白いなと思います。

 

詩と言えば、近代の詩人、歌人俳人を題材にした『月に吠えらんねえ』(清家雪子講談社)という漫画があるのですが、内容も少し不可思議で個人的に愛読している作品なのでご紹介しておきます。タイトルの通り萩原朔太郎をはじめ近代作家をメインに据えているのですが、文化庁メディア芸術祭の新人賞なども取っているようなので、機会があれば是非お手に取ってみてください。

 

 

次回6月29日(金)の研究会は、4年生・冨永さん、吉村さんの題目発表の予定です。

 

それでは、失礼します。

6月15日&22日研究会

こんばんは。神垣です。


不安な日が続き、眠れない夜があると思いますが、そんな時は就寝前にホットミルクを飲むといいそうです。メラトニンが分泌されて、どうのこうの、と聞いた記憶があります。

また、詩人の田村隆一は言いました。

「寝る前に、良い詩を読むと、血行が良くなって、いい眠りにつける」


昨日寝る前に、田村隆一の詩集『四千の日と夜』を読んだのですが、感動して眠れませんでした。


先週は、3年生東さんのプレ発表でした。面白楽しく聴かせてもらいました!『図書館奇譚』を是非読んでみようと思いました。


来週は、『戦後名詩選』を読みます。印刷したものが、日文の研究室にありますのでお取り下さい。


Good Night!

6月8日の研究会報告&6月15日の研究会

こんにちは。三年の東です。

更新が遅くなってしまい申し訳ありません。

 

 

6月8日の研究会では、三年生の稲垣さんがプレ発表を行いました。

宮部みゆき『英雄の書』を二つのテーマ案から考察していて、どちらも非常に興味深く聞かせていただきました。

 

 

次回6月15日の研究会も引き続き三年生のプレ発表を行います。

担当は東で、村上春樹「図書館奇譚」を扱います。

バージョンが複数あるのですが、講談社の『村上春樹全作品』に収められているものを印刷して研究室に置いています。

あまり日にちが無い中恐縮ですが、参考にしていただければと思います。

 

まだ迷っているところもあり、是非皆さんにアドバイスをいただきたいです。

よろしくお願いいたします。