次週はお休みで、次回研究会は6月21日です。
6月21日は三条会主宰・演出家である関さんをお招きし、三島由紀夫の戯曲『邯鄲』の観劇、意見交換を行います。
資料がアップロードされ次第ご確認ください。
演出家の方のお話を聞けるまたとない機会、とても楽しみです。
こんにちは。桒﨑です。最近の寒暖差に体が悲鳴を上げそうです。特に朝晩の寒暖差に苦しめられております。
2022年6月7日研究会報告
さて、6月7日の研究会では4年生の沖本さんと坂本さんに卒業論文題目発表をしていただきました。
沖本さんには『鬼滅の刃』の物語構造とその語り方について発表していただきました。
質疑応答では比較文献としての他コミックの意義について活発に意見が交わされ、コミック研究の奥深さを目の当たりにしました。
坂本さんには川上弘美の『某』を中心とした人間と異形について発表していただきました。
質疑応答では『某』の読みについても指摘され、文学研究は多側面からの分析で成り立っているんだと感じました。
感想と織り交ぜた報告にはなりましたが、先輩方の研究はどれも興味深く、完成がどうなるのかとても楽しみです。同時に、自分の研究を考えるとちょっと気が遠くなりそうです。先輩方のような研究ができるよう、頑張っていきたいです。
いよいよ梅雨が迫ってきて、雨天が増えてきました。気分も滅入りそうになりますが、2Tに入ったこともあり気分を上げて過ごしていきたいと思います。
引き続き境です。
次回6月7日の研究会では沖本さんと坂本さんに卒業論文題目発表をしていただきます。
資料がアップロードされ次第各自ご確認ください。
5月があっという間に終わってしまいましたが6月もよろしくお願いいたします!
こんにちは、3年の境です。私は3度目の登場になりますが3年生のブログ担当はひとまず一周しました。改めてよろしくお願いいたします!
5月31日の研究会では4年生の宮本さん安田さんの卒業論文題目発表が行われました。
宮本さんは村田沙耶香作品の母と娘について『タダイマトビラ』『消滅世界』『地球星人』の3作品を取りあげ発表してくださいました。
質疑応答では、母と娘研究に関して参考になりそうな雑誌の紹介が行われたり、村田沙耶香に関する先行研究についてはじめにまとめた上で、自分の研究内容にはいったほうがいいなどのアドバイスがありました。
安田さんはキャラクターとして表象される太宰治について文豪とアルケミストのアニメ第一話「走れメロス」を取り上げ発表してくださいました。
質疑応答では、「現代」という言葉が使われているが、「現代」とはいつなのか? という指摘や最終的に何を言おうとしているのかなど発表者さんの課題としたあげたものに関する質疑も盛んに行われていました。
文学に描かれる「母と娘」に関しては私もとても関心のあるテーマだったので宮本さんの発表を大変興味深く聴きました。安田さんの発表も、作家に関する研究として、そのような切り口が可能なのかと驚きましたが2010年に公開された方の映画「人間失格」を見たときに、主人公がほとんど太宰治として描かれていたことなどを思い出しました。
どちらの発表も質疑応答も大変楽しく聴きました! 最近急に気温も上がり、慌てて衣替えをしたり友人にポカリをすすめまくったりしていますが皆様もくれぐれも熱中症には気をつけください。