2022年5月31日研究会報告

 こんにちは、3年の境です。私は3度目の登場になりますが3年生のブログ担当はひとまず一周しました。改めてよろしくお願いいたします!

 

2022年5月31日研究会報告

 5月31日の研究会では4年生の宮本さん安田さんの卒業論文題目発表が行われました。

 宮本さんは村田沙耶香作品の母と娘について『タダイマトビラ』『消滅世界』『地球星人』の3作品を取りあげ発表してくださいました。
 質疑応答では、母と娘研究に関して参考になりそうな雑誌の紹介が行われたり、村田沙耶香に関する先行研究についてはじめにまとめた上で、自分の研究内容にはいったほうがいいなどのアドバイスがありました。


 安田さんはキャラクターとして表象される太宰治について文豪とアルケミストのアニメ第一話「走れメロス」を取り上げ発表してくださいました。

 質疑応答では、「現代」という言葉が使われているが、「現代」とはいつなのか? という指摘や最終的に何を言おうとしているのかなど発表者さんの課題としたあげたものに関する質疑も盛んに行われていました。


 文学に描かれる「母と娘」に関しては私もとても関心のあるテーマだったので宮本さんの発表を大変興味深く聴きました。安田さんの発表も、作家に関する研究として、そのような切り口が可能なのかと驚きましたが2010年に公開された方の映画「人間失格」を見たときに、主人公がほとんど太宰治として描かれていたことなどを思い出しました。

 どちらの発表も質疑応答も大変楽しく聴きました! 最近急に気温も上がり、慌てて衣替えをしたり友人にポカリをすすめまくったりしていますが皆様もくれぐれも熱中症には気をつけください。