こんにちは、三年の吉村です。
前回は安部公房の『赤い繭』について、読書会が行われました。
前々回の『ピアノ』に引き続き、教科書に取り上げられることもある作品であり、難解なこの作品が教科書に取り上げられ続ける意味や、作品に見られる描写の意味など、非常に興味深い議論が行われました。
次回は小松左京の『召集令状』を扱います。
報告が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
それでは、失礼いたします。
みなさん、こんにちは。3年の秦です。
最近、ある演習で、和歌の検索をしなければならなくなりました。『新編 国歌大鑑』というCD-ROMが研究室にあり、それを使ってパソコンで探せ、ということだったのですが、僕にはいまいち使い方が分からず、仕方がないので図書館で本を借り、巻末の索引で調べました。機械のことは何もできない僕ですが、まあ機械がないと何もできないよりはマシなんじゃないか、などと嘯いています。
さて、27日の研究会では、前回、前々回に引き続き、読書会をします(また連絡がギリギリになってしまいましたね・・・すみません)。
取り上げる作品は、小松左京の「召集令状」。小松左京という作家をご存知ない方も、『日本沈没』を書いた人、と聞けば、ああ、と思って頂けるのではないでしょうか。
SFというジャンルの中でも、戦争文学の歴史の中でも、また、小松左京の作品群の中でも、さほど知名度の高い作品ではありません。しかし、いまの私たちが感じることのできない「何か」を描き出そうとした作品として、非常に重要であることは間違いないと思っています。前回、前々回に比べると少し長い作品になりますが、研究室に本文を置いておりますので、当日までに読んで頂くよう、お願いします。
さあ、ついに「召集令状」を知らしめるときが来ました。研究会当日を楽しみにお待ちしています。