11月4日研究会報告

 

こんにちは。3年生の油谷です!

 

 

先日、友達3人と学祭に行ってきました。

広島大学3年目にして初めて行きましたが、出店がたくさんあって、食べてばかりの一日でした!1日目に行ったので、花火は見られませんでしたが、大満足でした!

 

 

 

11月4日研究会報告

 

今回の研究会は「論文を読む会」として先週見た映画『インストール』と大原宣久「アダプテーション試論映画/小説『寝ても覚めても』をめぐって」を照らし合わせながら議論を行いました。

 

 

映画と原作との相異はいくつかありましたが、当時の時代背景の反映、綿矢りさの『インストール』と片岡監督の『インストール』の伝えたいこと、それぞれの人物像や行動の相異に特に着目して話し合いました。

 

 

先々週に原作に関する論文を読んだ際には、チャットは朝子のアイデンティティの確立の一助になっているという位置づけで論じられていましたが、映画ではかずよしと朝子のような性知識浅い子どもが単純な興味による危うい交流や見ない振りをする青木夫人の描写から性教育の若年化に対する危うさを暗示しているのではないか、という意見が出ました。

 

その一方で、「目標がなくても生きていくこと」という原作にも通ずる重要なことを、映画では何度も繰り返される光一の台詞でしか感じられず、また、性的描写が他の要素を含んで機能していないことへ疑問があがりました。

 

 

アダプテーションする上で、映像にすることで強調される点や変更される点など、監督がどのような意図をもってしたのか、それによる効果は何なのか、考える必要があると感じました。

 

 

 

来週(11月11日)は4年生による卒業論文中間発表会のプレ発表です!