7月15日研究会報告

こんにちは、本多萌恵です!

 

多忙を極めて今日この頃、更新が大変遅くなり申し訳ございません。

 

気が付けばもう夏休みですね。

皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

 

私は岡山の実家に1週間ほど帰省し、久しぶりに家族や友人と過ごすことができました。

今年受験生の弟が一生懸命勉強している姿を見て、「あー、自分もこんなだったな」と、若かりし頃を思い出したりもしました。

 

7月15日研究会報告

 

いよいよ待ちに待った、翻訳家のマイエル・イングリッドさんによるワークショップが行われました。

 

翻訳家という職業自体、なんとなくは知っていても実際にどのようなことをしているのか、未知の領域であり、聞いてみたいことがたくさんありました。

驚いたのは、日本語からハンガリー語に直接翻訳される本もあるけど、その他は英語やドイツ語、ロシア語を介して翻訳されているというお話です。

また、古典など昔の作品を翻訳することの難しさだったり、レアリア(文化独特の現象)の扱い方だったりをお話していただきました。

 

質疑応答の時間では、全員が時間いっぱい発言でき、とても有意義な会になりました。

私は、「作者ならではの文体」を翻訳ではどうやって表現するのか気になり、質問させていただきました。

夏目漱石なら夏目漱石らしい文体、太宰治なら太宰治らしい文体があるように、その作者ならではのニュアンスを表現する際どうするのか、気になりました。

マイエル・イングリッドさんは、もちろん方言のように、どうにもならないものもあるけど、ハンガリー語ならこんな感じで喋るだろう、というように一貫して設定してみるそうです。

ハンガリー語にしかない表現だってあるし、他の部分で補って翻訳していくのだと教えてくれました。

 

今回は、前期最後の現代文学研究会であり、多くの新しいことを学ぶことができました。

次回は夏休み合宿!とても楽しみです!