こんにちは!3年の沖野です。
毎年これくらいの時期に出る濃厚なチョコアイス類に目がありません。こたつがないのでブランケットにくるまって震えながら食べています。おかげで風邪気味です。
10月22日研究会報告
今回の研究会は、先週に引き続き4年生の卒業論文の中間プレ発表を行いました。
入川さんの発表では「現代ホラー小説」を分類・分析する研究の中から平山夢明の『ミサイルマン』『メルキオールの惨劇』を用いて、過激な暴力表現によって再生・解放が描いていること、暴力表現に限らず表現への規制を嫌っていたことから当時の時代背景を敵対視しており、作品を描くことで自己実現がなされていたのではと考察されていました。
鈴木さんの発表では辻村深月の描く「余生」の研究の中から『オーダーメイド殺人クラブ』を用いて、自己表現手段としての自殺とそれを実行できなかった人が生きていく「余生」への希望が提示されているのではと考察されていました。
質疑応答では、当時の経済状況や作者の体験、作品内の「教師」の扱いなど内容をより深堀りするものから、具体的な説明の必要性のように聞いていて勉強になる内容まで幅広い議論が行われました。
発表を聞くたびに12月に待ち構えているプレ発表が胃袋をひっつかんできます。来年の今頃には先輩方のようになるために精いっぱい頑張ります!まずは体調管理から始めようと思います。
次週10月29日の研究会では、木原さん、桒﨑さんによる卒業論文の中間プレ発表です。