10月15日研究会報告

こんにちは!3年の本田です。
一気に寒くなってきて一刻も早く衣替えをしなければ!と少し焦っています。夏と若干の秋服と大量の冬服で部屋が埋もれつつある今日この頃。
部屋を綺麗に保つ秘訣は何なのでしょう、、。
みなさんも風邪にはくれぐれもお気をつけください!

 

10月15日研究会報告

 

今回の研究会では、4年生の卒業論文の中間プレ発表を行いました。
太田さんによる、向田邦子を対象とした発表では、『胡桃の部屋』において、主人公桃子が己の求める性と反対の性を演じるなかで、それが本物になってしまったと考察されていました。
關さんは、米澤穂信を対象とした発表で、『氷菓』において主人公折木が第三者の立場でありながら33年前の出来事の真相を明らかにし、隠された思いを読み取ることができた理由について、第三者という立場を認め、無力を感じながらも、当事者の立場に近づこうとしたからだと考察されていました。
質疑応答では発表する内容の順番や、当時の断髪のイメージ、ミステリー作品とはなど、根本から発表の際の細かなところまであらゆるものがありました。
最近、やっと研究を始めようという段階にきた私にとっては、これだけの考察をなすのにどれだけの研究が必要なのだろうと戦慄していました。根拠が十分にあり、納得のできる意義のある研究をするのは大変と思いますが、深みがあって魅力のある文学の世界にどっぷり浸かりながら(溺れていてはダメですが、、)頑張っていきたいと思います。

来週の研究会は10月22日、入川さんと鈴木さんの卒業論文の中間プレ発表です。