初めまして、今年度から現代文学研究会に所属となりました、3年の田中です。
3年生は4年生の先輩方から係を受け継いだのですが、私めは司会進行の役を引き継ぐことになりました。円滑な進行を心がけ、毎回頑張っていきます!
以下、研究会報告と次回の予告です。
5月10日研究会報告
ゴールデンウィークを挟んで2週間ぶりの研究会でした。
今回は4年生の宮本さんに用意していただいた、村田沙耶香『素敵な素材』についてのディスカッションを行いました。
初読の感想や準備された資料に挙げられていた疑問点などについて、3年生、4年生、院生の3グループに分かれて意見を交換しあい、その後全体でのディスカッションという運びでした。
ディスカッションの中で指摘があったように、細かい設定が読み取りづらく、読者側が様々な想像を巡らせることができる作品で、それに伴い色々なツッコミや考えが生まれたのが印象に残っています。
常識を転倒させた世界が舞台となっており、その中での社会制度や、死生観・人間観、さらには宗教観に関する議論が発展し、現代文学研究会の読書会なるものはこんなにもすさまじいのかと独り戦慄していました。言いすぎました。
初めての読書会ということで、緊張と期待を抱きながらディスカッションに入ったのですが、先輩方の読みの視野の広さや深さ、それを裏付けるような知識量の多さに、みなさんのすごさと自分の未熟さを痛感しました。今後の研究会でも置いて行かれないように精進したいと思います。
5月17日研究会予告
次回の研究会は、4年生の脇田さんによる題目発表です。
来年には自分たちも同じ状況にあるということを念頭に置いて、発表を聞きたいと思います。
長くなりましたが、以上が今回の報告、そして次回の予告になります。お付き合いいただきありがとうございました。まだまだ若輩者ですが、これからもよろしくお願いいたします。