11月16日の研究会報告

こんにちは。三年の安田です。

11月16日の研究会では、

三年の脇田さんと、沖本くんが研究発表を行いました。

 

脇田さんは、小川洋子の『ことり』をケアの観点から考察を行っていました。相手を高く見るケアと低く見るケアなど、一言に「ケア」と言ってもどのような意味合いを持つのかは一見わからない部分にこのテーマの面白さを感じました。

動物(ことり)に対するケアの視点から論は展開されていましたが、アニマルセラピーとしての動物側からのケアについての言及もあると面白いなど、質疑応答の中でもいろいろな視点からの意見を聞くことができて、とてもためになりました。

 

沖本君は吾峠呼世晴の『鬼滅の刃』をグレマスの行為項モデルを用いて分析を行っていました。『鬼滅の刃』は私も読んでいたので、「たしかに!」と思う点も多く、面白く分析を聞かせていただきました。質疑応答の中では、結論として出された「炭次郎の社会化」の善し悪しについての意見交換や、今後の課題として「漫画」であることからコマ割りや絵についての分析もあったら面白そうだなど、多くの意見が出ました。

 

二名とも、細かく分析を行っていてとても勉強になりました。

12月にある研究発表会が楽しみです。