10月12日の研究会報告

こんにちは。三年の安田です。

 

今日は一気に冷え込み、西条の冬が始まった気がします。

 

10月12日の研究会では四年生の梅本さんと脇田さんがプレ発表をしてくださいました。

梅本さんは、道尾秀介の「物語」についての研究を発表しました。

「物語」に入ることに関しての考察を行っていて、社会学的な観点から評価をするのか、文学作品における評価を行うのか。など、興味深い議論が交わされました。また、「物語」という言葉を用いる際に、注意すべき点などについても改めて考えることができました。私は道尾秀介の作品を読んだことがなかったのですが、今回の研究会を通して、さっそく読んでみようと思いました。

 

 

脇田さんは、米澤穂信と「セカイ系」についての研究を発表しました。

お恥ずかしながら「セカイ系」という言葉を初めて聞いた私は、「そういったジャンル分けが存在していたのか!」と驚きました。今回主に取り上げられていた「氷菓」は読んだことがあったので、懐かしく思いながら発表を聞かせていただきました。セカイを選ぶのか、ヒロインを選ぶのか、「セカイ系」では二項対立の構図をとるのが特徴なのではないか。など、様々な議論が繰り広げられました。

 

 

三年生もプレ発表に向けて、それぞれが自分のやりたい研究について思い悩んでいるところです。先輩方の研究発表を聞き、自分のやりたい研究や研究方法についてより具体的に考えることができました。来週の発表も楽しみです。

 

気温差で体調を崩しやすい時期だと思います。皆さんくれぐれも体調管理に気をつけてお過ごしください。