7月13日の研究会報告

こんにちは。3年の脇田です。


7月13日の研究会では、4年生の高野さんと西井さんの卒業論文題目発表が行われました。

高野さん→荒木飛呂彦研究

ジョジョの奇妙な冒険』を中心に、バトル漫画のインフレーション現象について発表して下さいました。「すごろく形式」、「スタンド」という『ジョジョの奇妙な冒険』の特徴を知る事が出来て、面白かったです。漫画は好きなのですが、『ジョジョの奇妙な冒険』は読んだ事がなかったので、私も読んでみたいと思いました。

質疑応答では、研究対象が広すぎるという事や、キーワードの説明について等の指摘•助言がされました。


西井さん→筒井康隆研究

筒井康隆『敵』を中心として、筒井康隆と介護について発表して下さりました。特に、『敵』では、家事を一人で行う男性として描かれている儀助が、精神的には妻に依存している事を示した分析が印象的でした。

質疑応答では、肉体的に自立しているように見える儀助は、自立せざるを得ない状況に陥っただけに過ぎないのではないかという指摘や、老人文学に幅広く触れる必要性についての助言もあり、興味深い議論となりました。


暑い時期となってきましたが、皆さんも熱中症には気をつけてお過ごしください。