こんにちは、3年の坂本です。
6月22日の研究会では読書会が行われました。
読書会はグループで作品の感想や意見を交換して、その後全体に共有する形で進行しました。
取り扱われた作品は深沢七郎の『楢山節考』でした。凄まじさを感じる作品で、興味深い議論が交わされました。
『楢山節考』からジェンダーの問題、安楽死や尊厳死などを読み取ることができないかという意見が出されました。さらにSNSでの炎上や老老介護、いじめ問題のような現代の問題との関連についても議論されました。また、「この作品を読み気持ち悪いと感じることは近代的思想なのではないか」という意見が非常に印象的でした。
議論を通して作品を多角的に考察でき、とても充実した読書会になったと思いました。自分では思い付かなかった意見を沢山聞くことができたので、多くの学びが得られたと思います。
緊急事態宣言が解除され、対面での講義も実施されるようになりました。授業形態を改めてチェックして間違えないよう気を付けたいと思います!
段々と暑さを感じる時期になってきましたが、皆さん体調に気を付けてお過ごしください。