1月12日の研究会について

皆さん、あけましておめでとうございます。

三年の上野です。

 

1月12日の研究会は、三年の高野くんの読書会を行いました。対象作品は第134回芥川賞受賞作の絲山秋子沖で待つ」です。

 

今回は、「沖で待つ」というタイトルの意味、物語の構造、そして物語終盤に明かされる主人公の秘密について、以上の三点を学年ごとに話し合いました。

面白く興味深い意見が多数ありましたが、私が個人的に印象に残っているのは、四年生さんの「主人公の観察日記の対象に、太っちゃんもいたのではないか」という説です。確かに細部に注意して読むとそう読み取ることもできそうで、面白い意見だと思いました。「意味が分かると怖い話」に遭遇した気分でした。

 

絲山秋子の作品を読むのは「沖で待つ」が初めてでしたが、これを機に他の作品も読んでみようと思いました。

 

さて、次回からは二週連続で映画鑑賞を行います。対象作品は、吉田大八監督「腑ぬけども悲しみの愛を見せろ」です。本谷有希子の原作小説もぜひ目を通してみてください。

対面で行いますが、健康面で不安のある方は無理して登校しないで自宅で安静になさってください。