7月27日の研究会報告&次回休会について

こんにちは。3年の東です。

先日の豪雨被害が落ち着かないうちに今度は台風が来ていますね。もうこれ以上の被害がないことを祈っております。皆さまも安全に気を付けてお過ごしください。

 

さて、7月27日の研究会では坂井さん、渡邊さん、五百蔵さんによる卒論題目発表会を行いました。

坂井さんは「東日本大震災文学論ー震災を乗り越えて何があるか」というテーマで、川上弘美の『神様2011』などを扱いながら発表されました。情報の地域格差や「震災後文学」の定義について意見が出されました。

 

渡邊さんは「宮部みゆき研究ー幽霊の登場を巡る作品の変遷ー(仮)」として、『楽園』や『模倣犯』などを扱いながら発表されました。幽霊とマイノリティとの関係についての意見が出されました。

 

五百蔵さんは「村上春樹論ー「かえるくん、東京を救う」に見る現代人の生き方モデルー(仮)」として、「神の子どもたちはみな踊る」や「かえるくん、東京を救う」などを扱いながらオウム真理教の問題について発表されました。オウムは絶対悪なのか、現代の社会システムの問題もあるのではないかといった意見が出されました。

 

どの発表もとても面白くて勉強になりました。特に、皆さんそれぞれで少し違う社会問題が論に関係していて、どの視点も興味深かったです。

 

前期の研究会は前回で最後です。来週(8月3日)は休会とさせていただきます。

次回(後期)についてはまだ何も決まっていないので、決定次第こちらで報告いたします。

後期の研究会も楽しみにしています、では良い夏をお過ごしください!