6月13日の研究会の報告と6月20日の研究会のお知らせ

こんにちは、3年の永原です。
6月13日の研究会の報告をします。

6月13日研究会では大野さんと藤井さんによる卒業論文の題目発表が行われました。

大野さん: 村上春樹初期作品における女性像

村上春樹の初期作品における女性たちにスポットをあてて幅広い視点から論を進めていく、という内容でした。
ご自身が挙げられた今後の課題としては
「先行研究や資料収集に力を入れたい」、「論の中心となる軸を定めたい」、「ジェンダー論やミソジニー論の観点から論の広がりを模索していきたい」ということでした。
村上春樹の作品を分析していく中で、作品に登場する女性たちがどのように評価されるのか、楽しみです。

藤井さん:星新一研究 ーショート・ショート分類から見る星の戦略ー(仮)

星新一の、数多くのショートショート作品を初期と後期に分け、具体的な内容の変化についての分析及び、星新一ショートショート作品を書く上での意図を考える、といった内容でした。
作品の特徴については細かな分類がなされており、その作品の多さからも膨大な作業量が予想されます。その中で何に重点を置いていくのか、また、その作業内容を理解してもらうためにどのような資料づくりをしていくのか、などの指摘があがっていました。

僕は四年生の題目発表に参加するのは今回が初めてでしたが、自分にとって興味深い発表、質疑が行われており、少しでも多くのことを学び、吸収したいと思いました。
以上が前回の研究会の内容です。


6月20日の研究会についてのお知らせです。次回は、三年生の矢澤さんによるプレ発表が行われます。笙野頼子の「なにもしてない」を読んできておいてほしいとのことです。よろしくお願いします。