11/2研究会について

11/2のゼミには、卒業生の方がケーキを持ってきてくださいました。とてもおいしいケーキでした。ありがとうございました。
今回は藤井さんの読書会と3年生のおすすめの本・まんが・DVD紹介でした。
藤井さんは梶井基次郎の『愛撫』について発表されました。
猫をテーマにした文学作品は多くあり、筆者の猫に対する空想と実行したことは愛撫かはたまた虐待なのかということが中心に話されました。かわいいものに対して、愛するが故にいじめたくなる気持ちもわかる反面猫の腕を切断するなんてそこまでしたら虐待ではないかとの意見も出ていました。
梶井基次郎の独特の感覚が私たちと重なるところもあり、また、理解できない部分もありました。
高島さん
伊坂幸太郎の「フィッシュストーリー」を紹介してくれました。40年間もの時を超えてつながるハッピーエンドなストーリー。売れないバンドが解散前につくった「フィッシュストーリー」という曲が時空を超えて地球を救う話となっています。すべての物語は最後につながり見た人が爽快な気持ちになる映画だそうです。私も爽快な気分を味わいにメディアに行きたいと思います。
中島さん
サマータイムマシーンブルース」中島さんが紹介してくれたDVDです。ストーリーの内容は昨日のリモコンをとりにタイムマシーンでとりに行くという簡潔でありながら、つかみどころのないように感じる作品なのですが、ラストですべてがつながっていく仕掛けかされているようです。ゆるさと緻密さの入り混じる映画であり、追い込まれているときに見ることをお勧めされていました。研究発表の準備で追い込まれたときの楽しみとしてとっておきたいDVDです。
大野さん
大野さんが紹介してくれたのは漫画『ひばりの朝』です。ヤマシタトモコさんの繊細なやさしいタッチの絵が魅力的な表紙の本です。内容は性的な目で見られることから男女ともに遠ざけられてしまう主人公ひばりの物語です。読者によって感じ方は異なるようで、読み終えた後に思わずどう読んだのか友達と話したくなる漫画のようです。2巻で完結なので今すぐ読みに行きましょう!
加川さん
加川さんは2007年〜2013年の小説・ライトノベルを原作とするアニメ作品を紹介してくれました。2007年「空の境界」2008年「図書館戦争」2009「化物語」2010「デュラララ」2011「№6」2012「Another」2013「有頂天家族」です!私はどれも見たこともないので、一番最新の「有頂天家族」からみていきたいと思います!
塚原が紹介したのは『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』山田詠美さんの作品です。家族をテーマにしたものですが、今までの詠美さんとはなんだか違う印象を受ける作品なので紹介しました。研究発表では『風葬の教室』をやります。こちらも少女の心理が巧みに描写されているのでぜひとも読んでください!

以上でした。遅くなりまして申し訳ありません。