おはようございます。三年の東です。
1月25日の研究会では、M1の秦さんに発表していただきました。
作品は山田詠美の短編集『晩年の子供』より「海の方の子」でした。
異性愛規範という、社会における「構造」を問題化し得る作品であるという評価をし、語り手によるアウティングの作法について論じられました。
質疑も活発に行われ、論の構成から「海」のモチーフの指摘など、様々な意見が出されました。
個人的には、事前に読んで来ていたものの頭に全くなかった読みが提示され、自らのジェンダー規範を改めて考えさせられました。同時に、読解の可能性を感じ、文学研究ってすごいなと単純に思いました。とても勉強になりました。
元々三年生で「院生さんの発表が聞きたい」という話題が度々上がっており、今回快く引き受けてくださったのでこのような会となりました。
ありがとうございました!