10月21日の研究会報告

こんにちは。三年の橋本です。

最近自分のアパートで改装工事が始まったため、日光が遮られた代わりにベランダ作業員の会話とシンナーの匂いが部屋をにぎわせています。

さて、10月21日の発表は予定通り4年の関さんと十川さんによる発表でした。

関さんは綿矢りさ研究ということで、1年生のころの入門の授業で同筆者『インストール』を取り扱ったことを思い出しながら、『ひらいて』の論を聞かせていただきました。『蹴りたい背中』と『インストール』しか触れたことがないのですが、明瞭でとっつきやすい発表だったので、『ひらいて』や『かわいそうだね?』等、最近の綿矢りさ作品にも目を向けていきたいと思いました。お疲れ様でした。

十川さんはネット小説研究ということで、「小説家になろう」を取り上げ、サイトのなかでなぜテンプレがあり、用いられるのか、というところを実際のネット小説を引き合いに出しながら論じてもらいました。一時期似たようなサイトで小説をよく読んでいたので、とても身近で、気づかされることも多い発表でした。お疲れ様でした。

皆さんの研究過程と僕の部屋に光が差し込むことを切に願いながら、次の研究会を楽しみに待っています。

長文乱文失礼しました。

こんにちは。四年の阿部です。

10月28日の研究会は、引き続き四年による卒論中間発表のプレ発表です。

発表者及び題目等は以下の通りです。


村上春樹研究―「書く」身体と書かれる「身体」  阿部

今回の発表で取り扱うのは『ノルウェイの森』(講談社)です。
とくに準備することはありませんが、ウィキペディアの情報で十分ですので、
あらすじと登場人物だけでも把握しておいていただけるとわかりやすいかと思います。



村上春樹研究ー起きなかった地震と「悪」のこと 長谷川

取り扱うのは『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文春文庫)です。
とくに準備することはありません。



よろしくお願いします。