12月12日の研究会報告

三年の矢澤です。
ブログの更新を頼まれていたのを忘れていました!大変遅くなってしまって申し訳ありません!
前回の研究会は寺岡くんの読書会で、川上弘美の「蛇は穴に入る」を扱いました。
物語のキーワードである「口癖」は、言葉にすることによって一連の過去を認識することであり、主人公は自分の過去を言語化しようとしているという寺岡くんの読解を中心に、主人公は最終的になにを言いたいのか、登場人物の誰に一番腹が立つか、などの話題が挙げられました。
「蛇は穴に入る」という季語について、川上弘美が俳句も作っていること、夏目漱石が好きであることともつながるのではという有元先生のお話がおもしろかったです。
加地さんから連絡があったように、今日の読書会は江國香織の「号泣する準備はできていた」です。