4月25日研究会報告&5月9日研究会のお知らせ

こんにちは、3年の加地です。

4月25日の研究会では安部公房「使者」を読みました。
長谷川さんの説明、とても興味深かったです。「使者」についてだけではなく安部公房のことについていろいろと知識が増えました。
以下、議論になった点について自分なりに纏めてみます。

エピグラフについて
・なぜ「三十二人の使者」なのか
・「彼等の歌」である意味とは
・七十五調である意味とは

◆誤解と証明について
・男が奈良順平に受けた誤解とは
・作中では男が「軽度の分裂症」などと書かれているが、実際は頭がおかしいのは奈良順平だったのでは
→読者の視点の置き方によって、様々な解釈が可能な作品だと分かった
・ただ自分が主張することは証明にならない=自分が何者か、ということは他人がきめることなのでは
・男がもし写真を持っていたなら、火星人だと信じてもらえたのか
・社会背景がない人物が自分をどう証明するのか
→何の証拠も持たない人物が信じてもらうことは困難である

◆先生のまとめ
・後の二作品(テレビドラマ「人間そっくり」、長編小説「人間そっくり」)と比較して単純な作品だが、すでに多くの疑問点が提示されていた
・後の世代に影響を与えたSF小説として、評価は高い

という感じです。
様々な疑問点があり、時間が足りないくらいでした。
5月3日の公演も楽しく鑑賞できそうです。

では、次回の研究会についてです。
次回は3年生によるブックレビューを行います。3年生はまだ研究会に数回しか参加していないので、おすすめの本を知ることで仲良くなれるといいなと思います。

以上、加地でした。

広告を非表示にする